家庭の常備薬として定番のサロンパスAe。鎮痛消炎成分のサリチル酸メチルを中心に、血行を促すビタミンEを組み合わせた第3類医薬品です。NSAIDs配合の貼り薬に比べて作用は穏やかですが、そのぶんかぶれにくさと手に取りやすさが持ち味です。
ここでは、サロンパスAeの成分・効能・使い方と、NSAIDsタイプとの使い分けを薬剤師の視点で整理します。
- 第3類医薬品。サリチル酸メチルを中心とした穏やかな鎮痛消炎タイプ
- 高分子吸収体で汗を吸収し、皮膚刺激を抑えたカブレにくい設計
- 効能に「筋肉疲労」「しもやけ」が含まれるのはNSAIDsタイプにない特徴
- 1日数回患部に貼付。枚数の多い大容量タイプがある
- 5〜6日使っても改善しないときは中止して相談を
サロンパスAeの基本情報
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NSAIDsタイプとの違いと使い分け
ロキソニンSテープやフェイタス5.0に配合されているロキソプロフェン・フェルビナクは、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる成分です。炎症をともなう強い痛みに用いられる一方、ぜんそくの既往・妊娠・15歳未満といった使用制限や、連続2週間までという期間の上限があります。
これに対しサロンパスAeの主成分サリチル酸メチルは、昔ながらの湿布に使われてきた穏やかな鎮痛消炎成分です。第3類医薬品として販売され、l-メントールとdl-カンフルによる清涼感、ビタミンEによる血行促進が組み合わされています。デスクワークのあとの肩の張り、運動後の筋肉疲労、軽い打撲といった日常のセルフケアに向いた設計といえます。
もうひとつの持ち味が肌へのやさしさです。サロンパスAeは高分子吸収体が汗を吸収し、皮膚刺激を抑えた「カブレにくい」設計。湿布でかぶれた経験がある人にとって、現実的な選択肢になります。効能に「筋肉疲労」「しもやけ」が含まれるのも、NSAIDsタイプの貼り薬にはない特徴です。
- 軽い肩こり・筋肉疲労をやわらげたい
- 湿布でかぶれた経験がある
- 家族で使える常備薬として置いておきたい
- 枚数が多く、価格を抑えたい
- 寝返りもつらいほどの強い腰痛
- 腫れや熱感をともなう関節の痛み
- 使っても物足りないと感じるとき
- → NSAIDs配合タイプを検討(要注意事項の確認)
なお、目の周囲・粘膜、湿疹・かぶれ・傷口には使用しないでください。薬や化粧品などでアレルギー症状を起こしたことがある人は、使用前に医師・薬剤師にご相談ください。
上手に使うコツ
かぶれにくい設計とはいえ、同じ場所に貼り続ければ肌への負担は蓄積します。数センチずらす、はがしたあとに時間をあけるといった工夫を。
入浴直後の火照った肌は刺激を感じやすくなります。汗が引いてから貼ると、清涼感も心地よく感じられます。
使用後に発疹・発赤やかゆみが現れた場合は直ちに使用を中止してください。5〜6日間使用しても症状がよくならない場合も、使用を中止して医師・薬剤師にご相談を。しびれや脱力をともなう腰痛、じっとしていても激しく痛む関節の痛み、発熱をともなう痛みは、市販薬で様子を見ずに整形外科を受診してください。
よくある質問
A. サロンパスAeは、サリチル酸メチルにビタミンE・l-メントール・dl-カンフルを配合した第3類医薬品です。シリーズにはフェルビナクなどNSAIDsを配合した製品もあり、そちらは第2類医薬品で使用上の注意も異なります。パッケージのリスク区分と成分表示を確認して選んでください。
A. 用法は「1日数回患部に貼付」です。ただし貼り替えの回数が多いほど肌への負担は増えるため、必要な範囲にとどめ、かゆみや赤みが出たら中止してください。
A. 炎症をともなう強い痛みには、ロキソプロフェンやフェルビナクなどNSAIDs配合の貼り薬が選択肢になります。ただし、ぜんそくの既往・妊娠・15歳未満といった使用制限があるため、切り替える前に注意事項を確認するか、薬剤師にご相談ください。
まとめ
サロンパスAeは、サリチル酸メチルを中心とした穏やかな貼り薬です。かぶれにくい設計と枚数の多さから、家庭の常備薬として使いやすい一本。軽い肩こりや筋肉疲労にはこれで十分なことが多く、炎症をともなう強い痛みにはNSAIDsタイプを検討する——この線引きで選ぶと迷いません。