同じ「鼻炎の飲み薬」でも、セピー鼻炎ソフトNとクラリチンEXは設計思想がまったく違います。片方は複数の成分でつらい症状を一気に抑えるタイプ、もう片方は1成分で眠気を抑えつつ続けるタイプです。
選び方の分かれ目は「鼻づまりの強さ」と「眠気を許容できるか」。どちらが自分の場面に合うかを整理します。
結論:どちらを選ぶ?
- 複数成分でくしゃみ・鼻水・鼻づまりに対応
- 血管収縮成分が鼻づまりにも働く
- 1日3回服用/15歳未満は服用不可
- 眠気が出るため運転前は避ける
比較表
「成分の数」が使い勝手を決めている
セピー鼻炎ソフトNは、くしゃみ・鼻水を抑える抗ヒスタミン成分に加え、鼻粘膜の腫れを抑える血管収縮成分(プソイドエフェドリン)、鼻水の分泌を抑えるベラドンナ総アルカロイドなどを組み合わせています。症状が一気に出ているときに頼りになる構成です。
その代わり、第1世代の抗ヒスタミン成分は脳に入りやすく眠気が出やすいという特徴があります。服用後の運転や機械操作は避ける必要があります(市販薬で眠くなる成分)。
一方のクラリチンEXはロラタジン1成分。第2世代の抗ヒスタミン薬で脳に入りにくく、眠気が出にくいとされています。1日1回でよいので、シーズンを通して続ける使い方に向きます。
鼻づまりが強いときの考え方
鼻づまりは鼻粘膜の腫れが原因なので、飲み薬の抗ヒスタミン成分だけでは取り切れないことがあります。セピー鼻炎ソフトNは血管収縮成分を含むぶん、この点に直接アプローチできます。
ただし血管収縮成分は高血圧・心臓病・甲状腺機能障害・糖尿病・緑内障・排尿困難などがある方は注意が必要です。持病がある場合は購入時に必ず薬剤師へお伝えください。鼻づまりだけが強いなら、飲み薬に点鼻薬を組み合わせる方法もあります(点鼻薬の選び方)。
シーン別の使い分け
どちらも抗ヒスタミン成分を含むため、併用すると成分が重なって眠気や口の渇きなどが強く出ることがあります。どちらか一方を用法どおりに使ってください。かぜ薬にも抗ヒスタミン成分が入っていることが多く、重複しやすい点にも注意が必要です(市販薬の併用の注意)。
市販薬を使っても症状が改善しない、鼻づまりで眠れない日が続く、黄色や緑色の鼻汁・頬や額の痛み・発熱をともなう場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。毎シーズンつらい方は、飛散前からの治療計画を医師に相談する方法もあります。
よくある質問
まとめ
セピー鼻炎ソフトNとクラリチンEXは、狙いが違う鼻炎薬です。症状が一気に出ているつらい数日を乗り切るならセピー鼻炎ソフトN、眠気を避けてシーズンを通して使うならクラリチンEX。どちらも15歳未満は服用できず、併用は避けてください。