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かぜ薬と鼻炎薬は一緒に飲める?成分の重複と選び方

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かぜ薬を飲んでいるのに鼻水や鼻づまりが取れないと、鼻炎薬を足したくなります。しかしかぜ薬には最初から鼻の成分が入っています。この記事では成分を並べて重複を確認し、鼻がつらいときに何を選べばよいかを示します。

結論
一緒に飲まないでください

総合感冒薬と鼻炎薬は、どちらも抗ヒスタミン成分を含みます。重ねると強い眠気、口の渇き、尿が出にくいなどの症状が出やすくなります。鼻の症状が主役なら、かぜ薬をやめて鼻炎薬に切り替えるのが正しい対処です。

この記事の要点
  • かぜ薬にも鼻水を抑える抗ヒスタミン成分が入っている
  • 重ねると眠気・口の渇き・排尿困難が強く出る
  • 鼻が主症状ならかぜ薬をやめて鼻炎薬へ「切り替える」
  • 熱がなく透明な鼻水が続くなら、かぜではなくアレルギー性鼻炎の可能性

成分を並べて確認する

エスタックEXネオ(かぜ薬)とセピー鼻炎ソフトN(鼻炎薬)を、はたらきごとに並べます。

はたらき エスタックEXネオ(かぜ薬) セピー鼻炎ソフトN(鼻炎薬)
鼻水・くしゃみを抑える クロルフェニラミン 7.5mg(1日量) d-クロルフェニラミン 6mg(1日量)
鼻の分泌を抑える ヨウ化イソプロパミド 6mg ベラドンナ総アルカロイド 0.6mg
鼻づまりを通す 塩酸プソイドエフェドリン 120mg
熱・痛みを抑える イブプロフェン 600mg
咳・痰 ジヒドロコデイン/dl-メチルエフェドリン/アンブロキソール
カフェイン 無水カフェイン 75mg 無水カフェイン 120mg

※ 赤い欄が重複しているはたらきです。製品の仕様は変更されることがあります。服用前に必ずお手元の添付文書をご確認ください。

重ねてはいけない3つの理由

1

抗ヒスタミン成分が二重になる

エスタックEXネオのクロルフェニラミンと、セピー鼻炎ソフトNのd-クロルフェニラミンは同じ系統の成分です。名前が少し違うだけで、はたらきも副作用も同じ方向に足し算されます。強い眠気で仕事や運転に支障が出ます。

2

鼻の分泌を抑える成分も重なる

ヨウ化イソプロパミドとベラドンナ総アルカロイドは、どちらも副交感神経を抑えて分泌を減らす成分です。重ねると口の渇き、目のかすみ、便秘、尿が出にくいといった症状が出やすくなります。緑内障や前立腺肥大のある方は特に注意が必要です。

3

かぜ薬では鼻づまりに届かないことがある

鼻水は抑えられても詰まりを通す血管収縮成分は多くのかぜ薬に入っていません。「効かないから足す」のではなく、詰まりに働く薬へ切り替えるのが噛み合った対処です。

ではどうすればいいか

足すのではなく、鼻の症状の中身に合わせて1剤に切り替えてください。

鼻づまりがつらく、数日だけしっかり効かせたい場合

鼻の血管を収縮させて詰まりを取る塩酸プソイドエフェドリンを120mg配合。かぜ薬に足りない「詰まりを通す」働きがあります。眠気とカフェインを含むため、つらい時期に短期間使う設計です。

熱はなく、透明な鼻水とくしゃみが毎日続く場合

アレルギー専用の鼻炎薬で、有効成分はロラタジン10mg。第2世代の抗ヒスタミン薬のため眠気が起こりにくく、1日1回で済みます。かぜではなくアレルギーが原因なら、こちらが噛み合います。

切り替えるときの注意
  • かぜ薬と鼻炎薬は「どちらか一方」。同じ日に両方の箱を開けないでください
  • 高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病のある方は、プソイドエフェドリンを含む薬の使用前に必ずご相談ください
  • 緑内障、前立腺肥大など排尿困難のある方も使用前にご相談ください
  • 服用後は運転や機械の操作をしないでください
次の症状が出たらすぐ中止して受診を
  • 黄色や緑色の鼻水が続く、片側の頬や額が痛む
  • においが分からない状態が続く
  • 38度以上の発熱が4日以上続く
  • 息苦しさ、動悸がある
  • 症状が1か月以上続いている

よくある質問

Q. かぜ薬と点鼻薬なら併用できますか。

飲み薬どうしよりは組み合わせやすいですが、可否は成分によります。購入時に薬剤師・登録販売者へお手持ちの薬を伝えてご相談ください。

Q. かぜが治ったあとも鼻水だけ続きます。

かぜのあとに続く鼻症状は、副鼻腔炎やアレルギーのことがあります。透明な鼻水が毎日続くならアレルギー用の薬が噛み合います。1か月以上続く場合は受診してください。

Q. 眠気が出ない鼻炎薬はありますか。

第2世代の抗ヒスタミン薬(ロラタジンなど)は眠気が起こりにくい設計です。ただし個人差はあります。

Q. かぜ薬を減らして鼻炎薬を足すのはどうですか。

量を自己判断で減らす使い方はおすすめしません。用法どおりに1剤を使うほうが安全で、効果も安定します。

まとめ

かぜ薬にも鼻の成分は入っているため、鼻炎薬を足すと抗ヒスタミン成分が二重になります。鼻が主症状ならかぜ薬をやめて切り替えてください。詰まりが中心ならセピー鼻炎ソフトN、熱のない鼻水が続くならクラリチンEXが噛み合います。

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本記事は市販薬の成分と特徴をもとにした一般的な情報です。実際の可否は体質・持病・服用中の薬によって変わります。判断に迷うときは、薬剤師・登録販売者にお手持ちの薬を見せてご相談ください。

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