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ナザール「スプレー」の効果と使い方|鼻づまりに使う点鼻薬

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鼻がつまって眠れない、会議前に何とかしたい——そんな場面で頼りになるのがナザール「スプレー」です。血管収縮成分ナファゾリン塩酸塩を配合した第2類医薬品で、噴霧すると比較的すみやかに鼻の通りが変わるのが特徴です。

ただし、このタイプには「使いすぎると逆に鼻づまりが悪化する」という重要な注意点があります。成分・使い方とあわせて、必ず押さえておきたいポイントを薬剤師の視点で整理します。

このページのポイント
  • ナファゾリン塩酸塩(血管収縮)+クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗ヒスタミン)の組み合わせ
  • 鼻粘膜の腫れを縮めて鼻づまりをすばやく楽にするタイプ
  • 用法は1日6回まで・3時間以上あける7才から使える
  • 連用は避ける——使いすぎると効きが悪くなり、かえって鼻づまりが強まることがある(薬剤性鼻炎)
  • シーズン中ずっと使いたいなら、ステロイド点鼻薬など別タイプを検討

ナザール「スプレー」の基本情報

分類 第2類医薬品(鼻炎用点鼻薬)
有効成分
(100mL中)
ナファゾリン塩酸塩 50mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 500mg
ベンザルコニウム塩化物 10mg
効能・効果 アレルギー性鼻炎、急性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和:鼻づまり、鼻水(鼻汁過多)、くしゃみ、頭重
用法・用量 大人(15才以上)及び7〜14才:1回に1〜2度ずつ、1日6回を限度として鼻腔内に噴霧
※適用間隔は3時間以上おく
内容量 15mL、30mL
製造販売元 佐藤製薬株式会社

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「すぐ効く」仕組みと、その代償

鼻づまりは、鼻粘膜の血管が広がって腫れることで起こります。ナファゾリン塩酸塩はその血管を収縮させて腫れを縮める成分。物理的に空気の通り道を広げるため、体感としての変化が早いのが特徴です。加えてクロルフェニラミンマレイン酸塩がアレルギー反応によるくしゃみ・鼻水を抑えます。

一方で、この仕組みには弱点があります。血管を縮める刺激を繰り返し受けると、薬が切れたときの反動でかえって粘膜が腫れやすくなることが知られています。効かなくなった→もっと差す、という悪循環に入った状態が薬剤性鼻炎(点鼻薬性鼻炎)です。

そのため本剤は、「つらい場面を乗り切るための短期使用」と位置づけるのが現実的です。花粉シーズンを通して毎日使いたい場合は、炎症そのものを抑えるステロイド点鼻薬や、飲み薬との組み合わせを検討してください。

こんな場面に向いています
  • 鼻づまりで眠れない夜
  • 会議・試験・移動など短時間だけ何とかしたい
  • かぜや副鼻腔炎で一時的に鼻がつまる
  • 7才以上の家族で共用できる常備薬がほしい
こんなときは別タイプを
  • 花粉シーズン中ずっと使いたい
  • すでに毎日手放せなくなっている
  • 使っても以前ほど通らなくなった
  • → ステロイド点鼻薬や耳鼻咽喉科の受診を検討
受診の目安・注意

高血圧・心臓病・甲状腺機能障害・糖尿病などで治療を受けている人、緑内障の診断を受けた人、妊娠中の人は、使用前に医師・薬剤師にご相談ください。数日使っても改善しない、黄色や緑色の鼻汁が続く、頬や額の痛み・発熱をともなう場合は、市販薬で様子を見ず耳鼻咽喉科を受診してください。

よくある質問

Q. 毎日使ってはいけないのですか?

A. 用法(1日6回まで・3時間以上あける)の範囲でも、血管収縮薬の点鼻薬を長期間続けると、反動で鼻づまりが悪化することがあります。数日使っても症状が続く場合は漫然と続けず、別のタイプへの切り替えや受診をご検討ください。

Q. 効きが悪くなってきました。回数を増やしてもいい?

A. 増やさないでください。効きが落ちてきたサインは、薬剤性鼻炎に向かっている可能性があります。使用を中止して耳鼻咽喉科に相談するのが安全です。

Q. ステロイド点鼻薬とどちらを選べばいいですか?

A. 「今すぐ通したい」ならナザール「スプレー」のような血管収縮薬タイプ、「シーズンを通して安定させたい」ならステロイド点鼻薬が向きます。目的が違う薬なので、症状の出方に合わせて選んでください。

まとめ

ナザール「スプレー」は、血管収縮成分で鼻づまりをすばやく楽にするタイプの点鼻薬です。眠れない夜や大事な予定の前など、短期的に乗り切りたい場面で力を発揮します。ただし連用は薬剤性鼻炎につながるため、シーズンを通して使いたい場合は別タイプへ。点鼻薬のタイプ別の違いはガイドで詳しく解説しています。

薬剤師監修 / 本ページは情報提供であり診断ではありません。使用前に添付文書を確認し、持病・服用中の薬がある方は薬剤師にご相談ください。免責事項
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