ドラッグストアの貼り薬売り場で並んでいることの多いロキソニンSテープとフェイタス5.0。どちらも第2類医薬品のNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)配合テープ剤で、腰痛や肩の痛みに使われます。
では何が違うのか——結論から言えば、「貼り替えの回数」と「使用感・枚数」です。成分・用法・使えない人の条件を並べて、選び方を薬剤師の視点で整理します。
結論:どちらを選ぶ?
- 朝貼れば貼り替え不要(1日1回)
- 薄いテープ剤で服の下でも目立ちにくい
- 処方薬でおなじみのロキソプロフェン
- 1日4枚まで/連続2週間まで
- 10枚〜50枚入りでコストを抑えやすい
- l-メントールの清涼感、ビタミンE配合
- 全方向伸縮で動く部位にフィット
- 妊婦・ぜんそく既往は使用不可
比較表
成分の違いは「強さの差」ではない
ロキソプロフェンもフェルビナクも、痛みや炎症のもとになる物質(プロスタグランジン)の生成を抑えるNSAIDsです。貼り薬では配合量や膏体の設計、貼っている時間によって皮膚から届く量が変わるため、成分名だけで「どちらが強い」と単純比較することはできません。
実際の選択で差が出るのは、むしろ使い勝手のほうです。ロキソニンSテープは1日1回でよく、朝貼れば日中は気にせず過ごせます。フェイタス5.0は1日2回まで=こまめに貼り替えるスタイルで、そのぶん枚数の多い製品(50枚入り)を選べます。
使用感で選ぶなら
フェイタス5.0にはl-メントールが配合されており、貼った瞬間の清涼感があります。血行を促すビタミンEも配合。生地は全方向に伸びるため、肩や腰など動きのある部位でもよれにくい設計です。
ロキソニンSテープは薄いテープ剤で、服の下でも目立ちにくいのが利点。においや清涼感を職場で気にする人にも選ばれています。
シーン別の使い分け
NSAIDs配合の貼り薬は、皮膚から吸収されて全身にも作用します。連続して2週間以上は使用しない、決められた枚数を超えないという上限は共通です。飲み薬の痛み止めと併用すると成分が重なることがあるため、併用前に薬剤師へご相談ください。ぜんそくを起こしたことがある人は、製品により「使用しないこと」とされています。
5〜6日使っても症状がよくならない場合は、使用を中止して医師・薬剤師にご相談ください。脚のしびれや力が入らない、じっとしていても激しく痛む、発熱をともなうといった症状がある場合は、市販の貼り薬で様子を見ずに整形外科を受診してください。
よくある質問
まとめ
ロキソニンSテープとフェイタス5.0は、どちらもNSAIDs配合の第2類医薬品テープ剤です。貼り替えの手間を減らしたいならロキソニンSテープ(1日1回)、枚数とコスパ・清涼感を重視するならフェイタス5.0(1日2回)。妊娠中やぜんそくの既往がある場合は条件が異なるため、購入前に必ず注意事項を確認してください。