ドラッグストアで並んでいることの多いイブAとカロナールA。どちらも痛み止めですが、有効成分はイブプロフェンとアセトアミノフェンで、働く仕組みが違います。
結論から言えば、炎症をともなう生理痛や頭痛にはイブA、発熱や胃の弱さが気になるならカロナールA。違いを整理します。
結論:どちらを選ぶ?
比較表
生理痛にイブが選ばれやすい理由
生理痛は、子宮の収縮を促す物質(プロスタグランジン)が関わって起こります。イブプロフェンはこの物質がつくられるのを抑えるNSAIDsなので、痛みのもとに直接アプローチできるのが強みです。
アセトアミノフェンは炎症を抑える働きがほとんどないぶん、生理痛のように炎症がからむ痛みでは物足りなく感じることがあります。一方で、胃への負担が比較的少ないという利点があります。
発熱時はどちらを選ぶ?
どちらも解熱作用がありますが、体調を崩して食事がとれていないときや胃が弱っているときは、アセトアミノフェンのカロナールAが扱いやすい選択です。NSAIDsは胃粘膜を守る仕組みにも影響するため、空腹時の服用は避けるのが基本になります。
なお、かぜ薬にもイブプロフェンやアセトアミノフェンが入っていることが多く、痛み止めと重ねて飲むと成分が重複します。パッケージの成分表示を必ず確認してください。
シーン別の使い分け
痛み止め同士やかぜ薬との併用は成分の重複につながります。アセトアミノフェンは飲みすぎると肝臓に負担がかかり、イブプロフェンは胃腸障害のリスクがあります。用法・用量を守り、月に10日以上痛み止めが必要な状態が続く場合は医療機関にご相談ください(薬の使いすぎによる頭痛の可能性があります)。
痛みが日ごとに強くなる、いつもと違う激しい頭痛、しびれや麻痺・言葉が出にくいなどをともなう、発熱が数日続く場合は、市販薬で様子を見ずに受診してください。
よくある質問
まとめ
イブAとカロナールAは、成分も効き方も違う痛み止めです。炎症をともなう生理痛・頭痛にはイブA(イブプロフェン)、発熱や胃への負担が気になる場面にはカロナールA(アセトアミノフェン)。どちらも15歳未満は服用できず、かぜ薬との成分重複には注意が必要です。