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インフルエンザに市販の解熱剤は使える?成分別の可否と選び方

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インフルエンザで高い熱が出たとき、家にある解熱剤を飲んでよいのか迷います。結論から言うと、成分によって扱いが大きく違います。この記事では市販の解熱鎮痛薬を成分別に整理し、選んでよいもの・自己判断で使わないほうがよいものを分けて示します。

結論
アセトアミノフェン(カロナールA・タイレノールAなど)を選んでください

インフルエンザのときに比較的安全とされているのはアセトアミノフェンです。市販薬ではカロナールA、タイレノールA、ラックルなどが該当します(有効成分がアセトアミノフェンだけの製品)。一方、ロキソプロフェン(ロキソニンS)やイブプロフェン(イブA錠)などのNSAIDsは、15歳未満には使えません。また市販薬はあくまで熱と痛みをやわらげるだけで、ウイルスそのものには働きません。

この記事の要点
  • インフルエンザの解熱に選ぶならアセトアミノフェン(カロナールA、タイレノールA、ラックルなど)
  • ロキソプロフェン・イブプロフェンなどのNSAIDsは15歳未満に使用できない
  • 市販薬は抗ウイルス薬ではない。発症48時間以内なら受診が優先
  • 総合感冒薬にも解熱鎮痛成分が入っているため、解熱剤との併用は不可

市販の解熱鎮痛成分を、インフルエンザの視点で分ける

ドラッグストアで買える主な解熱鎮痛成分を、インフルエンザのときの扱いで整理します。

成分 代表的な市販薬 インフルエンザのときの扱い
アセトアミノフェン カロナールA、タイレノールA、ラックル 比較的安全とされ、年齢を問わず選ばれる
ロキソプロフェン ロキソニンS 15歳未満は使用不可。大人も自己判断は避ける
イブプロフェン イブA錠、多くのかぜ薬 15歳未満は使用不可。大人も自己判断は避ける
アスピリン系(サリチル酸系) 小児では使用しない
総合感冒薬 コルゲンコーワIB錠TXαなど 解熱鎮痛成分を含むため解熱剤との併用不可

※ NSAIDs(ロキソプロフェン・イブプロフェンなど)はインフルエンザ脳症の重症化との関連が指摘されており、小児では使用しないこととされています。大人でも、医師の判断なく使うことは推奨されません。

なぜ成分によって扱いが変わるのか

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NSAIDsは小児のインフルエンザで使用しないこととされている

ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsは、インフルエンザにかかった子どもで脳症の重症化との関連が指摘されてきました。このため15歳未満には使用できません。大人でも、医師が必要と判断した場合を除き、自己判断での使用は避けるのが安全です。

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アセトアミノフェンは働き方が異なる

アセトアミノフェンは炎症を抑える作用がほとんどなく、主に熱と痛みをやわらげる方向に働きます。この違いから、インフルエンザのときにも選びやすい成分とされています。ただし用量を守ることは同じく重要です。

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熱そのものはウイルスと戦っている反応

発熱は体がウイルスと戦っている過程で起こります。解熱剤は熱を下げるだけで、治りを早くするものではありません。つらくて眠れない、水分がとれないといったときに、休息をとるための手段として使うのが本来の位置づけです。

市販薬で対応するなら、どれを選ぶか

熱と痛みをやわらげる目的に絞るなら、次が選択肢になります。

熱がつらくて眠れない、水分がとりにくい場合

有効成分はアセトアミノフェン300mg(1錠中)。インフルエンザのときにも選ばれる成分で、眠くなる成分を含みません。空腹時を避けて服用し、1回1錠・1日3回まで、4時間以上あけるという用法を必ず守ってください。

熱は下がったが、のどの痛みや咳が残っている場合

咳を鎮める成分に、痰の粘りを下げるブロムヘキシンを組み合わせた咳と痰に絞った薬です。解熱鎮痛成分を含まないため、解熱剤との重複を避けられます。回復期に咳だけ残る段階に向きます。

インフルエンザが疑われるときに守ること
  • 発症から48時間以内なら抗ウイルス薬が選択肢になります。市販薬で粘るより、まず受診を検討してください
  • 解熱剤とかぜ薬を一緒に飲まないでください。総合感冒薬にも解熱鎮痛成分が入っています
  • 水分と電解質をこまめに補給してください。汗と発熱で失われやすくなります
  • 15歳未満のお子さまには、必ず年齢に合った製品を選び、迷ったら薬剤師・登録販売者にご相談ください
  • 解熱剤で熱が下がっても、感染力がなくなったわけではありません。外出の判断は熱だけで決めないでください
すぐに医療機関を受診したいサイン
  • 呼吸が苦しい、息が浅い、顔色が悪い
  • 水を飲めない、尿が半日以上出ていない
  • 意識がぼんやりする、呼びかけへの反応が鈍い
  • けいれんを起こした、意味の通らないことを言う
  • 熱が下がった後に再び高熱が出る
  • 持病がある方、妊娠中の方、高齢の方、乳幼児

予防について

「かかる前に何かできないか」という疑問には、別の記事で答えています。

マスクで風邪は防げる?インフルエンザの予防薬は市販で買える?

よくある質問

Q. インフルエンザにロキソニンSを飲んでもいいですか。

15歳未満は使用できません。大人の場合も、医師の判断なく自己判断で使うことは推奨されません。市販薬で対応するならアセトアミノフェンを選んでください。

Q. かぜ薬を飲んでいますが、解熱剤も足していいですか。

いけません。総合感冒薬にも解熱鎮痛成分が含まれているため、重ねると用量を超えます。どちらか一方に絞ってください。

Q. 市販薬でインフルエンザは治りますか。

治りません。市販の解熱鎮痛薬は熱と痛みをやわらげるだけで、ウイルスには働きません。発症48時間以内なら抗ウイルス薬という選択肢があるため、受診をご検討ください。

Q. 子どもに使える解熱剤はどれですか。

年齢に合ったアセトアミノフェン製剤(小児用バファリンCII、小児用バファリンチュアブル、バファリンルナJなど)が基本になります。年齢によって使える製品と用量が異なるため、購入時に必ず薬剤師・登録販売者にお子さまの年齢を伝えてご相談ください。

まとめ

インフルエンザのときの市販の解熱剤は、成分によって扱いがはっきり分かれます。選ぶならアセトアミノフェン、NSAIDsは15歳未満に使えず大人も自己判断は避ける、というのが基本です。そして市販薬は熱をやわらげるだけなので、発症48時間以内であれば受診を優先してください。

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本記事は市販薬の成分と特徴をもとにした一般的な情報です。症状の感じ方や適する薬には個人差があります。持病のある方、ほかの薬を使用中の方、妊娠中・授乳中の方、小さなお子さまは、薬剤師・登録販売者にご相談ください。

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