鼻の症状に効く一方で、ストナジェルサイナスEXを飲むと眠くなるという声があります。これは体質ではなく、配合されている成分によるものです。この記事では眠気の原因を成分から特定し、日中に眠くなりたくない場合の選び方を示します。
ストナジェルサイナスEXにはジフェニルピラリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイド、ジヒドロコデインリン酸塩という眠気に関係する成分が3つ入っています。鼻水をしっかり止める設計であるほど眠気は出やすくなります。服用後の運転は避けてください。
- 眠気の原因はジフェニルピラリン、ベラドンナ総アルカロイド、ジヒドロコデインの3つ
- 鼻水を止める力と眠気は、同じ仕組みの表と裏
- 熱やのどの痛みがなく鼻症状だけなら、かぜ薬から鼻炎薬へ切り替えられる
- 鼻づまりが中心なら、飲み薬より点鼻のほうが眠気を避けやすい
どの成分が眠気を起こしているのか
ストナジェルサイナスEXの成分(6カプセル・大人1日分中)を、眠気の観点で整理します。
| 成分 | はたらき | 眠気への影響 |
|---|---|---|
| ジフェニルピラリン塩酸塩 4mg | 鼻水・くしゃみを抑える | 強く関係する(第1世代の抗ヒスタミン成分) |
| ベラドンナ総アルカロイド 0.6mg | 鼻の分泌を抑える | 関係する(口の渇き・目のかすみも) |
| ジヒドロコデインリン酸塩 24mg | 咳を鎮める | 関係する |
| 無水カフェイン 75mg | 眠気を和らげる補助 | 眠気を軽くするが、打ち消しはしない |
| アセトアミノフェン 900mg | 熱・痛みをやわらげる | 関係しない |
| アンブロキソール塩酸塩 45mg | 痰を出しやすくする | 関係しない |
| ノスカピン 48mg | 咳を鎮める | 関係しにくい |
※ 眠気の強さには個人差があります。初めて飲む日は、車の運転や機械の操作がない日を選んでください。
眠気について知っておきたい3つのこと
ジフェニルピラリンは第1世代の抗ヒスタミン成分で、脳に入りやすい性質があります。鼻水をしっかり抑えられるのはそのためですが、同じ理由で眠気も出ます。効き目と眠気を切り離せないのがこのタイプの特徴です。
ベラドンナ総アルカロイドは分泌を抑える成分で、鼻水には有効ですが口の渇き、目のかすみ、尿が出にくいといった作用も伴います。緑内障や前立腺肥大のある方は、使用前に必ずご相談ください。
熱ものどの痛みもなく、透明な鼻水とくしゃみだけが続いているなら、かぜではなくアレルギー性鼻炎の可能性があります。その場合、眠気の少ない専用の薬に替えたほうが噛み合います。
日中に眠くなりたくないときの選び方
熱やのどの痛みがなく鼻症状だけなら、眠気の少ない薬に切り替えられます。

有効成分はロラタジン10mg。第2世代の抗ヒスタミン薬で脳に入りにくく、眠気が起こりにくい設計です。1日1回で済むため、日中に運転や仕事がある方でも使いやすくなります。
ベクロメタゾンを配合した点鼻ステロイドです。鼻の粘膜に直接届くため、全身への影響が少なく眠気もほとんどありません。効果が安定するまで数日かかるので、続けて使うことが前提です。
- 服用後は運転、機械の操作、高所での作業をしないでください
- かぜ薬と鼻炎薬を重ねないでください。抗ヒスタミン成分が二重になり眠気が強まります
- 緑内障、前立腺肥大など排尿困難のある方は、使用前に薬剤師・登録販売者へご相談ください
- アルコールと一緒に飲まないでください。眠気が強く出ます
- 夜だけ飲む使い方にすれば、眠気が問題になりにくくなります
- 強い眠気で日常生活に支障が出る
- 目のかすみ、尿が出にくい状態が続く
- 黄色や緑色の鼻水が続く、片側の頬や額が痛む
- 発疹・発赤、かゆみが出た
- 5〜6日服用しても症状が改善しない
よくある質問
個人差が大きく、明確な時間は定められていません。服用した日は運転しないという判断が安全です。
第2世代の抗ヒスタミン薬(ロラタジンなど)は眠気が起こりにくい設計です。ただし個人差はあります。
この薬に鼻づまりを通す血管収縮成分は入っていません。詰まりが中心なら、点鼻ステロイドのほうが届きやすくなります。
熱やのどの痛みがなく、透明でさらさらした鼻水が毎日続くならアレルギーの可能性があります。判断に迷う場合は薬剤師・登録販売者にご相談ください。
まとめ
ストナジェルサイナスEXの眠気は、ジフェニルピラリン・ベラドンナ・ジヒドロコデインの3成分によるものです。鼻水を止める力と眠気は同じ仕組みから来ているため、この薬で眠気だけを避けることはできません。熱やのどの痛みがなく鼻症状だけなら、眠気の起こりにくいクラリチンEXや、点鼻のナザールαAR0.1%へ切り替えるほうが噛み合います。
本記事は市販薬の成分と特徴をもとにした一般的な情報です。症状の感じ方や適する薬には個人差があります。持病のある方、ほかの薬を使用中の方、妊娠中・授乳中の方は、薬剤師・登録販売者にご相談ください。