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酸化マグネシウムE便秘薬とコーラックIIの違い|便秘薬はどっち?

市販の便秘薬は大きく2つのタイプに分かれます。腸を刺激せずに便をやわらかくする非刺激性と、腸を直接刺激して動かす刺激性です。その代表が酸化マグネシウムE便秘薬コーラックII

結論から言えば、普段から出にくい人はまず非刺激性、今夜どうしても出したいときは刺激性。役割がはっきり違うので、間違えると「効きすぎる」「効かない」のどちらかになります。

結論:どちらを選ぶ?

まずはこちら
酸化マグネシウムE便秘薬
  • 腸に水を集めて便をやわらかくする
  • クセになりにくいとされる非刺激性
  • 量を調節しながら使える(大人3〜6錠)
  • 腎臓病の診断を受けた人は要相談

酸化マグネシウムE便秘薬 の解説

どうしても出したい時
コーラックII
  • ビサコジルが大腸を直接刺激する
  • DSSが便に水分を含ませてやわらかく
  • 就寝前に飲んで6〜11時間後が目安
  • 連用は避ける/11才未満は服用不可

コーラックII の解説

比較表

酸化マグネシウムE便秘薬 コーラックII
分類 第3類医薬品 第2類医薬品
有効成分 酸化マグネシウム 2000mg(6錠中) ビサコジル 15mg/DSS 24mg(3錠中)
タイプ 非刺激性(浸透圧性) 刺激性
働き 腸に水分を集めて便をやわらかくする 大腸を刺激して動かす+便に水分を含ませる
のみ方 1日1回 就寝前(または空腹時)。大人3〜6錠 1日1回。15才以上1〜3錠
効くまで 翌朝を目安(量の調節が前提) 就寝前の服用で6〜11時間後が目安
年齢 7歳以上(年齢ごとに量が異なる) 11才未満は服用しない
連用 クセになりにくいとされる 連用は避ける(効きにくくなることがある)
注意 腎臓病の診断を受けた人は要相談 他の瀉下薬(下剤)との併用不可

「やわらかくする」か「動かす」か

酸化マグネシウムは腸の中で水分を引き寄せ、便に水を含ませてやわらかくする成分です。腸そのものを刺激するわけではないため、繰り返し使っても効きにくくなりにくい(耐性が生じにくい)とされ、便秘薬の第一選択として扱われることが多いタイプです。

対してコーラックIIのビサコジルは大腸の粘膜を刺激して動きを活発にする成分。効き目がはっきりしている反面、繰り返し使ううちに効きにくくなることが知られています。DSSが便をやわらかくする働きを補い、硬い便でも出しやすくする設計です。

使い分けの原則

毎日のように便秘薬が必要な状態なら、非刺激性の酸化マグネシウムを土台にして、食事・水分・運動の見直しと組み合わせるのが基本です。量に幅があるので、便の状態を見ながら調節できます(初回は最小量から)。

硬い便が数日出ていない、明日の朝までに何とかしたいという場面ではコーラックIIが力を発揮します。ただしこれは「切り札」であって常用するものではありません。両者の併用は禁止されているので、必ずどちらか一方にしてください。

シーン別の使い分け

普段から便が硬くて出にくい
酸化マグネシウムE便秘薬。就寝前に、量を調節しながら。
数日出ていない、明日の朝までに出したい
コーラックII。初回は1錠から。
刺激性の便秘薬でお腹が痛くなった経験がある
酸化マグネシウムE便秘薬。
腎臓病の診断を受けている
マグネシウム製剤は要相談。自己判断で使わないでください。
毎日必要な状態が続いている
薬を足すのではなく、整腸剤の併用や受診をご検討ください。
併用は禁止されています

どちらの添付文書にも「本剤を服用している間は、他の瀉下薬(下剤)を服用しないでください」と記載があります。効かないから足すのは最も避けたい使い方です。効果が足りないときは量を増やすのではなく、タイプを変えるか相談してください(市販薬の併用の注意)。

受診の目安

はげしい腹痛、吐き気・嘔吐をともなう便秘、便に血が混じる、便が細くなった、体重が減ってきたといった症状がある場合は、市販薬で対応せず消化器内科を受診してください。高齢の方や腎機能に不安がある方が長く使う場合も、医師への相談をおすすめします。

よくある質問

Q. どちらがよく効きますか?
A. コーラックIIのほうが効き目ははっきりしていますが、それは「腸を刺激して動かす」からです。毎日使う薬としては向きません。継続して使うなら酸化マグネシウム、頓用ならコーラックII、と役割で選んでください。
Q. 一緒に飲んでもいいですか?
A. いけません。どちらも「他の瀉下薬と併用しない」と定められています。必ずどちらか一方にしてください。
Q. クセになるのはどちらですか?
A. 刺激性のコーラックIIは、繰り返し使ううちに効きにくくなることが知られています。酸化マグネシウムは比較的耐性が生じにくいとされますが、漫然と長期使用せず生活習慣の見直しと併せて使うのが基本です。

まとめ

酸化マグネシウムE便秘薬とコーラックIIは、「やわらかくする薬」と「動かす薬」という違いがあります。普段から出にくいなら非刺激性の酸化マグネシウム今夜どうしても出したいなら刺激性のコーラックII。併用は禁止されているので、必ずどちらか一方を用法どおりに使ってください。

酸化マグネシウムE便秘薬 の解説コーラックII の解説
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薬剤師監修 / 本ページは情報提供であり診断ではありません。使用前に添付文書を確認し、持病・服用中の薬がある方は薬剤師にご相談ください。免責事項
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