腰が痛い、肩が上がらない——そんなとき、飲み薬ではなく貼り薬で対処したい人に選ばれているのがロキソニンSテープです。処方薬でおなじみの「ロキソプロフェン」を配合した第2類医薬品で、1日1回貼るだけという手軽さが特徴です。
ここでは、ロキソニンSテープの成分・効能・正しい使い方と、購入前に知っておきたい注意点を薬剤師の視点で整理します。
- 有効成分はロキソプロフェンナトリウム水和物(膏体100g中5.67g、無水物として5g)
- 1日1回の貼付でよく、貼り替えの手間が少ない
- 1日4枚を超えて使わない/連続2週間以上使わない
- 15歳未満は使用不可。妊婦・高齢者・ぜんそくの既往がある人は事前に相談
- 5〜6日使っても症状が改善しないときは中止して受診の検討を
ロキソニンSテープの基本情報
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ロキソプロフェンの貼り薬は何が違う?
ロキソプロフェンは、痛みや炎症を引き起こす物質(プロスタグランジン)がつくられるのを抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。飲み薬の「ロキソニンS」と同じ成分ですが、テープ剤では患部の皮膚から吸収されるため、痛むところに直接届けやすいという設計になっています。
貼り薬としての実用上の強みは「1日1回でよい」点です。市販の貼り薬には1日2回まで、あるいは1日数回というタイプもありますが、朝に貼れば貼り替えを気にせず過ごせるのは、仕事や家事の合間に使ううえで大きな違いになります。テープ剤なので薄く、服の下でも目立ちにくいのも特徴です。
- 腰痛や肩の痛みをしっかり抑えたい
- 貼り替えの手間を減らしたい(1日1回)
- 服の下でも目立ちにくい薄いテープがよい
- 処方薬で使い慣れた成分を選びたい
- 本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある人
- 15歳未満の小児
- 妊婦・妊娠していると思われる人、高齢者(要相談)
- 気管支ぜんそくと診断されたことがある人(要相談)
また、目の周囲・粘膜、しっしん・かぶれ・傷口には貼らないでください。
上手に使うコツ
皮膚が濡れているとはがれやすく、成分の吸収も不安定になります。入浴後は肌をよく乾かしてから貼りましょう。
まったく同じ場所に貼り続けると、かぶれの原因になります。翌日は数センチずらす、はがしたあと少し間をあけるといった工夫を。
貼り薬でも成分は体内に吸収されます。1日4枚を超えない、連続して2週間以上使わないという上限を必ず守ってください。飲み薬の痛み止めと併用すると成分が重なる可能性があるため、併用の前に薬剤師へご相談ください。
5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止して医師・薬剤師にご相談ください。脚のしびれ、力が入らない、じっとしていても激しく痛む、発熱をともなうといった症状がある場合は、市販薬で様子を見ずに整形外科を受診してください。使用後に発疹・発赤、かゆみ、はれなどが現れた場合も直ちに中止します。
よくある質問
A. 1日1回の貼付で、1日4枚を超えて使用しないこととされています。痛む範囲が広いからと多く貼ると、体内に吸収される成分量が増えて副作用のリスクが上がります。
A. 痛む場所がはっきりしている腰痛・肩の痛み・ねんざなどは貼り薬が使いやすく、胃への負担も飲み薬より抑えやすいと考えられます。一方、頭痛・生理痛・発熱には貼り薬は使えません。目的に応じて選び、両方を同時に使いたい場合は薬剤師にご相談ください。
A. まず貼り方を確認してください。汗や水分が残っているとはがれて効果が落ちます。そのうえで5〜6日使っても改善しない場合は、痛みの原因が筋肉や関節以外にある可能性もあります。使用を中止し、整形外科などの受診をご検討ください。
A. 入浴時ははがすことをおすすめします。入浴で温まった直後の肌は刺激を受けやすいため、汗が引いて肌が乾いてから新しい1枚を貼るとかぶれにくくなります。
まとめ
ロキソニンSテープは、ロキソプロフェンを配合した1日1回タイプの貼り薬です。腰痛や肩の痛みをしっかり抑えたい人、貼り替えの手間を減らしたい人に向いています。一方で15歳未満は使えず、1日4枚・連続2週間という上限があります。他の貼り薬と比べて選びたい方は、成分タイプ別の比較もあわせてご覧ください。