「今夜のうちに出したい」——そんなときに使われるのがコーラックIIです。大腸を直接刺激するビサコジルと、便に水分を含ませるDSSを組み合わせた第2類医薬品の便秘薬。
効き目がはっきりしている反面、連用には向かないタイプでもあります。仕組みと使い方、非刺激性タイプとの使い分けを整理します。
- ビサコジル15mg+DSS 24mg(3錠中)を配合
- ビサコジルが大腸を刺激し、DSSが便をやわらかくする
- 1日1回、おやすみ前の服用が基本
- 初回は最小量(1錠)から。効きすぎに注意
- 他の下剤との併用は不可/11才未満は服用しない
コーラックIIの基本情報
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2つの成分で「出す」設計
ビサコジルは大腸の粘膜を刺激して腸の動きを活発にする成分です。就寝前に服用すると、目安として6〜11時間後——つまり翌朝に効果が現れる設計になっています。
ここにDSS(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)が加わることで、硬くなった便に水分を含ませてやわらかくします。「動かす」と「やわらかくする」を組み合わせることで、硬い便でも出しやすくするという考え方です。
刺激性は「常用しない」が原則
刺激性の便秘薬は、続けて使ううちに効きにくくなることが知られています。効かないから量を増やす、という使い方は避けてください。
毎日のように便秘薬が必要な状態であれば、酸化マグネシウムなどの非刺激性タイプや整腸剤に切り替えたうえで、食事・水分・運動といった生活面の見直しを合わせるのが基本です。刺激性は「どうしても出したいときの切り札」と位置づけると使い方を誤りません。
- 硬い便が出ずに数日たっている
- 翌朝までに出したい
- 非刺激性の便秘薬では物足りなかった
- 旅行など一時的な便秘
- 11才未満は服用しないこと
- 他の瀉下薬(下剤)との併用は不可
- 大量に服用しないこと
- はげしい腹痛・吐き気・嘔吐がある人、妊婦、医師の治療を受けている人は相談
上手に使うコツ
初回は最小量の1錠から。効きすぎるとお腹が痛くなったり下痢になったりします。
服用から効果が現れるまで6〜11時間が目安。外出や仕事の直前に飲むのは避けてください。
刺激性下剤は繰り返し使ううちに効きにくくなることがあります。毎日必要な状態が続く場合は、非刺激性タイプへの切り替えや医療機関への相談をご検討ください。他の下剤との併用は禁止されています。
はげしい腹痛、吐き気・嘔吐をともなう便秘、便に血が混じる、便が細くなった、体重が減ってきたといった症状がある場合は、市販薬で対応せず消化器内科を受診してください。
よくある質問
A. おやすみ前に服用すると、目安として6〜11時間後(翌朝)に効果が現れるとされています。
A. 刺激性の便秘薬は連用に向きません。毎日必要な状態が続く場合は、非刺激性タイプへの切り替えや受診をご検討ください。
A. 目的が違います。硬い便を翌朝までに出したいときは刺激性のコーラックII、普段から便を出しやすい状態に整えたいときは非刺激性の酸化マグネシウム系が向きます。併用はできません。
まとめ
コーラックIIは、ビサコジルとDSSを組み合わせた刺激性の便秘薬です。硬い便を翌朝までに出したい場面の切り札として使い、初回は1錠から。連用は避け、毎日必要な状態が続くなら非刺激性タイプや受診に切り替えてください。