顔を赤くしてゴホゴホと咳き込むような激しい咳や、黄色く粘り気のある痰がからむときに使う漢方薬が五虎湯(ごことう)です。
気管支の炎症を抑え、こもった熱を冷まして呼吸を楽にします。眠くなる成分は入っていません。
- 第2類医薬品の漢方薬。5種類の生薬で熱と咳をしずめる
- 激しい咳・黄色い粘り気のある痰に向く
- 気管支炎や気管支喘息の症状緩和にも使われる
- 暑がりでのどが渇きやすい方に
- 眠くなる成分は入っていない
- 胃腸が弱い方、汗をかきやすい方、高齢の方は注意
※パッケージデザインは変更になる場合があります
五虎湯の基本情報
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成分解説:5つの生薬が熱と咳に効く
五虎湯はその名の通り5種類の生薬で構成されています。特に「石膏(せっこう)」が肺や気管支の余分な熱を冷まし、「麻黄(まおう)」と「杏仁(きょうにん)」が強力に咳を鎮めます。
体の中にこもった熱を冷まし、黄色い痰の原因となる炎症を抑えます。
気管支を広げて呼吸を楽にし、激しい咳の発作を和らげます。
五虎湯の特徴
顔が赤くなるほど咳き込む、粘り気のある黄色い痰がからむといった「熱」を帯びた症状に特化しています。炎症を鎮めて痰を減らし、呼吸を楽にします。
気管支の炎症を抑える働きが強いため、気管支炎や気管支喘息、お子さまの喘息症状の緩和にも使用されます。
咳止め成分(コデインなど)や抗ヒスタミン剤を含まないため眠くなりません。運転をする方や受験生の方も服用できます。
- 呼吸が苦しいほど強く咳き込んでしまう方
- 黄色くて粘り気のある痰が出る方
- 暑がりで、喉が渇きやすい方
- 胃腸が弱く、食欲不振や吐き気がある人
- 汗をかきやすい人(すでに発散している場合)
- 高齢の方、妊婦
- 高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害のある人
- 他の漢方薬や利尿薬、下剤、ホルモン剤などを服用している方
- 生後3か月未満の乳児
「熱がこもる」咳への対処法
漢方では、激しい咳や粘り気のある黄色い痰は、体の中に「熱」がこもって炎症を起こしている状態と考えます。五虎湯で熱を冷ますと同時に、日常生活でも熱を助長しないことが大切です。
通常、漢方はお湯で飲みますが、五虎湯は体を冷ます薬です。熱すぎる白湯よりも常温の水で服用するのがおすすめです。
長湯をして体が温まりすぎると、炎症が悪化して咳がひどくなることがあります。入浴は短時間で済ませましょう。
クッションなどを背中に当てて上半身を少し高くして寝ると、気道が圧迫されにくくなり咳が軽減されます。
飲み方(用法・用量)
1日3回、食前または食間に水または白湯で服用してください。
上記はクラシエ「五虎湯エキス顆粒A」の例です。製品によって用量が異なる場合があります。1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
よくある質問
A. 激しい咳が出たり、黄色い痰が絡んだりしたときに服用してください。食前(食事の30分前)または食間(食事の2時間後)の空腹時が目安です。
A. かぜの咳であれば5〜6日程度が目安です。1か月程度服用しても改善が見られない場合は別の原因が考えられますので医師にご相談ください。
A. どちらも麻黄・杏仁を含み咳に効きますが、麻黄湯は体を温める(寒気があるとき)薬、五虎湯は熱を冷ます(暑がり、のどが渇くとき)薬という違いがあります。
まとめ
五虎湯は、石膏で熱を冷まし、麻黄・杏仁で咳を鎮める漢方薬です。顔が赤くなるほど激しく咳き込む、黄色く粘り気のある痰がからむという「熱」を帯びた咳がもっとも得意な場面です。逆に、寒気が強いかぜの初期には麻黄湯や葛根湯が向きます。
薬剤師監修 / 本ページは情報提供であり診断ではありません。使用前に添付文書を確認し、持病・服用中の薬がある方は薬剤師にご相談ください。免責事項